パーキンソンの法則とは
なぜ、仕事の量が膨張してしまうのか
オススメの対策方法3選
パーキンソンの法則とは
いきなり、パーキンソンの法則を考えて行動していきましょう!
と言われても、何の話か分からないので、まず初めに、パーキンソンの法則とは何か?を確認します。
パーキンソンの法則とは、1958年にイギリスの歴史・政治学者であるパーキンソンが自身の著書「パーキンソンの法則:進歩の追求」で提唱したものになります。
パーキンソンの法則とは大きく分けると2つになります。
第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
今回は、第1法則について詳しくみていこうと思います。
これを理解し、意識することで、作業が全然進んでいない。。。
という悩みから解放されると思います。
なぜ、仕事の量が膨張してしまうのか
普段の仕事の中で、仕事量が膨張してしまうという感覚になったことはあるでしょうか?
1時間くらいで終わると思っていた作業が、気づいたら1日かかってしまった。
このような経験はあると思います。
実はこれがパーキンソンの法則で提唱されている第1法則になります。
どういうことかと言うと
実際の作業量は1時間くらいで終わるものだとします。
ところが、この作業の期限は今日中までと設定されていました、そんな中で何も考えずに作業をしていると1日掛かるような作業量になってしまうと言うことです。
これでは、いつまでも作業の量がコントロールできず増えたままになってしまうので、パーキンソンの法則を理解してオススメの対策方法を3つ紹介します。
オススメの対策方法3選
パーキンソンの法則は、大体わかりました!
でも、どうやって対策すればいいの?と言う話になると思うので、ここでは、オススメの対策方法を3つ紹介したいと思います。
本来の期限より早めの期限を自分で設定する
パーキンソンの法則は、時間を全て満たすまで、仕事量が膨張してしまうので、先に自分で本来の期限より早めの期限を決めましょう。
例えば、今日中までに提出しなければいけない作業があったとします。
今日中までに仕上げればいいか!と言う形で作業を進めるのではなく、先にこの作業は1時間で完成させて提出すると決めてしまってから、作業に取り掛かります。
そうすることで、仕事量が膨張することを防ぐことができ効率的に仕事が進められるようになります。
大きな作業を細かい作業に分割する
実際に作業の期限を早めに設定しようとしても、大きな作業は期限を決めるのが難しいです。
なので、大きな作業は、作業の完了するイメージが持てるまでの作業に分割してから、それに対して期限を決めるようにします。
例えば、今日中に議事録を作成しなければいけないとします。
議事録を1時間で作成するとしておくとざっくりし過ぎているので、
全体の目次、参加者の記入:10分
議題1についての記入:10分
議題2についての記入:10分
議題3についての記入:10分
全体の見直し:20分
と細かい作業に分割しておくとより、時間を意識して効率的に作業を進められるようになります。
1日のタイムスケジュールを設定する
作業を分割したら1日のタイムスケジュールを考えて設定しておくようにしましょう。
仕事をしていると1つの作業だけではないと思います。
1日分のタイムスケジュールを設定しておくと、「何時までにこの作業は終わらせなければいけない」となり時間の意識がさらに上がり、効率的に作業を進められるようになります。
まとめ
パーキンソンの法則を理解することで、作業量が膨張するのを防ぎ、作業効率アップに繋がります。
そのために、
・本来の期限より早めの期限を自分で設定する
・大きな作業を細かい作業に分割する
・1日のタイムスケジュールを設定する
を意識して取り組むようにしてみてください。